ドライバー
近頃運転に自信がなくなってきた。
でも車がないと不便だし・・・
近頃こんな悩みをお持ちの高齢者の方が多いのではないでしょうか?
実は車をMT車(マニュアルトランスミッション車)に替えるだけで事故の可能性が低くなります!
なぜなら
- スピードを出すのに手間がかかる
- 両手両足で操作するので運転に集中しなければならない
以上のようなMT車のデメリットが交通事故防止にはプラスに働きます。
私が勤務しているタクシー会社には、未だにMT車が半分くらいあるのでたまに運転しています。
初めは操作しながら運転するのが楽しいですが、一日に200km位(しかも街乗り)運転するので何百回とシフトチェンジしなければならないので途中から面倒臭くなります(クラッチ踏むのも何百回!)。
なのでAT車と比べると何倍も疲れます。
しかし逆に言うとそれだけ運転に集中しなければならないという事です。
この記事ではその他にもMT車にするメリットを思いつく限り書いています!
この記事を最後まで読んでいただければ、交通事故防止以外にもMT車にすると実はいいことだらけという事が分かるようになります!
高齢者ドライバーの暴走事故防止にMT車を!
運転操作のミスで一番重大な事故につながるのが、ブレーキとアクセルの踏み間違いです。
- 停車しようと間違えてアクセルを踏む
- 加速した事にあせってさらにベタ踏み
- 暴走してミサイル状態
この最悪の事態を防ぐのにMT車は最適です。
なぜなら、
ローギアから発進し、アクセルを踏み続けたとしてもせいぜい時速20~30km位しか出ません。
セカンドギアなら時速70~80km位でますが、シフトチェンジ出来る程冷静なら暴走しないでしょう。
そもそもローギアのままならブレーキを踏まずとも、アクセルを離すだけで強烈なエンジンブレーキがかかりすぐエンストします。
ということは、パニックになっても最悪の事態である「高速で走り続ける」可能性は低くなります。
MT車なら脇見による追突事故防止も減少する
信号待ちの時間って暇なのでぼーっとしますよね。
そこからローギアで発進後数メートルすすむと、MT車は両手両足を使ってセカンドギアに入れないといけません。
という事は、スマホをいじったりエアコンの操作をする事は強制的にできません!
AT車だったらスマホ片手に運転している人もいるので(してはいけません!)、ちょっとスマホに目がいった時に前の車が急停車していたらそのまま追突です。
両手両足を使ってシフトチェンジという面倒くさい動作が、逆に運転に集中しなければならないというプラスに変わるのです。
ドライブレコーダーの設置も「見られている」という意識から運転に集中することができます。
MT車のメリット
運転に集中しなければならない事で交通事故が減る事は前述の通りですが、さらにMT車にはいくつものメリットがあります!
燃費がいい
私は日によってMT車に乗ったりAT車に乗ったりしていますが、
MT車の方が少なくとも三割は燃費がよくなります!
MT車に乗っていると燃料補給に行く頻度が違います。なかなか燃料が減らないというのは気分がいいものですね。
三割違えば月に一回いい物を食べれますね!
運転が楽しい
免許取りたての頃を思い出してください!
自分の操作で車が思い通りに動く事、運転技術が日々上達していく事にワクワクしたでしょう!
山道やくねくね道をササっとシフトチェンジしながらすすむのが楽しくて一日中運転したものです。
私は今でもたまにMT車を運転しますが、「運転してるっ!」という気がして楽しいです(笑)。
ボケ防止や運動機能低下にも
AT車に比べるとMT車の運転は、左手と左足をつかう頻度が激増します。
全身を使って運転するので、運動機能の低下やボケ防止にもいい効果が期待できるでしょう!
最後に
運転が危なっかしくなってきたおじいちゃんにMT車を買ってあげてみたらどうでしょうか?
若い頃を思い出して喜んで乗ってくれるかもしれません。
逆に操作できなくエンストばかりで
ドライバー
もう運転なんかしない!
って免許返納してくれたら・・・
家族としてはそれはそれで安心ですね!
最近では加齢による認知機能や身体機能の低下が原因と思われる高齢者ドライバーの事故が多発していることから
- ペダル踏み間違い時加速抑制装置
- 衝突被害軽減ブレーキ
を搭載したセーフティ・サポートカー(サポカー)も大人気です!
自動運転の車が主流になれば人間のミスによる自動車事故がなくなるので、それまでは色々な策を練って乗り切りましょう。