あおり運転なんて怖すぎる!
被害に遭わないですむ方法あったらが知りたい!
今回はこんな悩みを解決できる記事になっています!
ニュースや動画であおり運転の映像が流れると「明日は我が身か?」と恐怖しかありませんよね。
わたしもタクシードライバー(運転手)をやっているのでよくあおられます。
理由はお客さんから
- 「急いでくれ!」と言われて無理に割り込む
- 「ここで止まって!」と急に言われて急ブレーキをかける
- 「この辺なんだけどなぁ」と目的地がわからずノロノロ運転
こんな具合に不本意ながらまわりに迷惑になる運転を強いられる為、一般の人よりあおられる経験は豊富です。
その経験を生かして一般ドライバーの方々に、
あおり運転被害にあわない為の運転テクニックを解説していきます!
ぜひ最後まで読んで実践していただければ、あおり運転の恐怖から解放されることができます!
あおり運転(妨害運転)への対策
この記事では運転テクニックをメインにあおり運転(妨害運転)への対策を解説していますが、
- 「赤ちゃんが乗っています」ステッカー
- ドライブレコーダー
などは設置するだけで非常に高い効果があります。
【快適生活】ドライブレコーダー特集その上であおり運転(妨害運転)対策の運転テクニックを身につけると万全です!
あおり運転(妨害運転)対策の基本
参考までに一般的な対応マニュアルです。
- やむを得ず停車する場合は高速道路ならSA・PA、一般道ならできれば交番ですが、なければ消防署や役所などの人が居そうな(少しでも多そうな)場所に止める。
- 車を止められ運転手が降りて向かって来た時は、窓を閉めドアをロックして携帯電話で110番に通報して(相手はキレているので目を合わせない)警察官が来るのを待つ。
- 出来る事なら警察官が到着するまで電話をつないでおくと心強いし、脅されている証拠にもなる。
しかし、車を停車させられるまでいくと脅されて窓やドアを開けてしまうかもしれません。
そうなると非常に危険で怖い目に遭う事になるので、出来ればそれまでに何とかしたいものです。
そこで!一番確実で安全な方法をお教えします。
気付かないフリ(無視)して逃げる事です!
「アンガーマネジメント」という言葉を近頃よく耳にするようになりました。
人は怒りが頂点に達しても6秒をピークに下がっていくというものです(6秒ルール)。
気付かないフリ(無視)して逃げていると、キレてあおっている人も徐々に理性が戻ってきます。
程よいところで脇道にでも入ると、一緒に曲がってまであおり続ける人はそういません。
あおってくる車への具体的な対処法
基本的には気付かないフリ(無視)して、程よいところで右左折して逃げます。
前提としてスピードで振り切って逃げる必要はなく、法定速度内で十分です。
それこそ事故ったり自分が捕まってしまってはバカらしいですから・・・
一般道でトラックにあおられた場合
一般道でトラックから逃げる事は簡単です!
ちょっと細めの脇道にでも入ってしまえばもう追ってこれません。
どこかの駐車場に入って違う出口から出るなども有効です。
あの大きな車体では簡単に向きを変えることすら出来ません。
高速道路でトラックや乗用車にあおられた場合
高速道路などの複数車線あるところであおり運転されたら必ず確認してください。
右側車線を走っていませんか?
動画で見るあおり運転(妨害運転)は大体これです。
道路交通法第20条をざっくりいうと「車両は右側車線を追い越しの為にあけておき、原則左側車線を通行する(一般道でも同様)」というものです。
あおっている車の心理は
追い越し車線を走り続けるのは違反だろ!
といったところでしょう。
自分の方が正しいという大義があるから、あんなに野蛮になれるのです。
すみやかに左車線に戻るだけで解決です!
一般道で乗用車にあおられた場合
あおってくる車は
急いでいるんだから邪魔するな!
という心理ですから
複数車線なら左に寄り、一車線でも幅に余裕があるなら出来るだけ左に寄せてハザードランプをつけ、右側から先に行かせましょう。
幅の狭い道路なら脇道に入ったりコンビニの駐車場に入ってでも先に行かせましょう。
法定速度以内だからワシは悪くない!
という気持ちも分かりますが、あおり運転(妨害運転)してくるような相手に常識は通用しません。
交通ルールは守り、くれぐれもスピードを出して振り切ろうとするのはやめて下さい。事故ったり自分が捕まったりしたら最悪です。
そもそも「あおられない」運転テクニック
ここまではあおり運転(妨害運転)の被害に遭った時の対処法をお伝えしてきましたが、そもそもあおられないのが一番です。
ここからは、あおり運転のターゲットにならない為の運転テクニックを解説していきます!
原則、左側車線を走る
典型的なあおられ運転が右側車線を走り続けている事です。
道路交通法によると「追い越し車線は、追い越し・右折・やむを得ない道路事情がある場合」しか通行出来ません。一般道でも同じです。
あおる側の心理は
右側車線を走り続けるのは道路交通法違反だ!
悪いのは向こうなのだから許せない!
という事です。
なぜ私がわかるかというと、お客さんから「急いでくれ!」と言われている時に二車線の道路をふさぐように二台が横に並んでゆっくりと走っている時があるのです。
せめて右側の車は譲ってくれよ!
と気の弱い私は心の中で思う事しか出来ませんが、人によってはあおり運転になってもおかしくない状況です。
原則左側車線を走る。やむを得ず追い越し車線を走行中でも後ろに気を使い、車が追い付いてきたらすみやかに左車線へ戻る。
これだけでほとんどあおられる事は無くなります!
合流時のお礼はオーバーな位がちょうどいい
車線変更などで車列に合流するのが苦手という人は多いのではないでしょうか。
後ろの車のスピードが思ったより出ていたので、結構無理な割り込みになってしまったという事もあるでしょう。
その後のあなたの行動が、後ろの車があおり運転になるか否かの分かれ道です!
割り込むときに
- まず右手を大きくあげ「どうも!」(右手が見えない角度なら窓を開けてでも見せる)
- お辞儀をする(できれば笑顔もつくる)
- ハザードをだす(最低でも二回、できれば三、四回)
「そこまでしなくても」と思う人もいるかもしれませんが、もし後ろの運転手がこっちを見ていなかったら伝わりません。
感謝しているフリでもいいんです!
頭の中は晩御飯の事でも(笑)。
確実にオーバーにやる事で後ろの運転手は「そこまでするなら、まぁ許してやろう!」となります。
私はいつもこのくらいオーバーに笑顔でお礼をするので、割り込んでもあおられるどころか笑顔でこっちを見ています。
笑顔は伝染するんです!
まとめ
運転テクニックとして解説してきましたが、何十年も運転してきて分かる大事なことは
思いやり・ゆずり合いの心です!
「子供が熱を出している」「会社に遅刻しそう」など、誰でも急ぎたくてあおり運転になる可能性があります。
あおられても腹を立てずに
ワケあって急いでいるんだろう。道を譲ってあげよう。
といった心の広い余裕を持った運転で先に行かせましょう。
すると、あおっていると思っていた車がお礼のハザードを出しながら追い越して行きます。
これが理想ですね!
最後になりますが、人間が運転するからあおり運転(妨害運転)が存在するのであって、機械は感情が無いのでいちいち腹を立てたりしません。
車が自動運転で走るのが当たり前の時代になれば
昔はあおり運転が問題になっていたんだぞ!
なんて語り草になるのでしょう(笑)。