タクシーの待機料金はどんな時にいくらかかるの?
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。
(運転手)
コンビニでちょっとコーヒーを買ってくるだけとか、公共料金の支払いをしてくるだけとかで待たされることはよくあります。
そのくらいの間なら少ししか待機料金がかからないので、それほど気にせずにタクシーを待たせられます。
しかし晩ごはんの買い出しで30分くらいかかる場合など、帰ってきたら料金がいくらになっているか分からないと不安ですよね。
そこで今回はタクシーの待機料金の仕組みや待っている運転手の心中などをあれこれ解説していきます!
例えばタクシーが停止していなくても時速10㎞以下で待機料金が発生することを知っていると、渋滞に巻き込まれたときの料金が異常に高いことにも納得がいくと思います。
この記事を最後まで読んでいただければ、次回からは安心してタクシーを待たせて買い物も出来るようになるでしょう!!!
待機時間にかかる料金
タクシーの待機料金は地域や車種によって違いますが、
時速10㎞以下で走行時に○○秒ごとに△△円となっていて
私が勤務している地域では普通車で1分40秒ごとに80円です。
10分で480円、30分で1440円、1時間だと2880円ということになります。
これを高いと思うか安いと思うかはあなた次第です(笑)。
若い人が30分以上待たせることはほとんどありませんが、年配の方だと
ちょっと買い物してくるから待ってて下さい。
と言って待たされる(待たせていただく)ことがよくあります。
私のように貧乏でケチな下民からすると、買い物が終わってからまた新たにタクシーを呼んだ方が安いのでは?と思いますが、その旨を伝えると
せっかくいい運転手さんだったからそのままお願いしたいんです!
というありがたいお言葉をいただきました。
本心は分かりませんが、あとからタクシーを呼んでもすぐに来るとは限らず時間帯によっては30分待ちなどザラにあるので、すぐに帰りたい場合はお金を払ってでも待っていてもらおうと思うのでしょう。
正直なところ後でタクシーを呼んで態度が悪いタクシー運転手が来るくらいなら、私のように気が弱く害のない運転手を金を払ってでもキープしておこうと言うことかも知れません(笑)。
若い人には信じられないかもしれませんが、年配の方はこんなお金の使い方を平気でされます。
待機料金の発生条件
タクシーのメーターは時間距離併用制なので、距離や待ち時間によって料金が加算されていくことはご存じの方も多いと思います。
なので途中でどこかに立ち寄ってタクシーを待たせるとその分余計に料金がかかります。
- 自宅から目的地に向かう途中でお金を下ろす為にコンビニや銀行に寄る
- 自宅に帰る途中で弁当などを買う為にコンビニに寄る
以上のように待機料金がかかっても構わない人はちょっと立ち寄る程度のお客さんが多く、晩御飯の食材をスーパーでがっつりと買い物するような人は一度清算して後でまたタクシーを呼ぶ人が多いです。
他には信号待ちで停止中もメーターが上がっていきます。
なので同じ場所から同じ目的地まで同じルートを通っても料金が違うので怒らないで下さい。
特に注意して欲しいのですがタクシーの待機料金は
時速10㎞以下で走行時に○○秒ごとに△△円
と解説しましたように、停止しなくても時速10㎞以下になると時間用のメーターが作動するという事です。
なので車が大渋滞していてずっとノロノロ運転を続けているととんでもない料金になるので、タクシー運転手(ドライバー)と相談して遠回りも検討しましょう。
(運転手)
私の体験談ですが、初乗り運賃(690円)で行ける場所なのに大渋滞に巻き込まれ、2000円近い料金になったお客さんは仕方ないとは言えかなりお怒りでした(泣)。
待機料金無料で待つ場合もある
滅多にありませんが一万円越えの長距離で病院などに行き、
診察が終わったら自宅に戻るので一時間位待っていて欲しいのですが・・・
と頼まれることもあります。
このような場合は一時間待てばまた一万円の売り上げが約束されるので、待機料金をもらわずに待つことが多いです。
他には近距離のスーパーまでお客さんを連れて行き、料金を精算したあとに
買い物が5分で終わるから待っていて欲しいのですが・・・
このように頼まれたときも無料で待つことがあります。
メーターを停止させて待つと完全にタダ働きになりますが、一度清算しているのでまた基本料金から始まるということで、待ってもそれ程損にならないからです。
いずれにしても待つ時間とそれから期待できる料金のバランスで無料で待つかどうかを決めます。
タクシーを待たせるのは迷惑なのか?
買い物をする間タクシーに待ってもらうのを遠慮して口にしないお客さんも多いわけですが、実際にタクシードライバー(運転手)は待たされることをどのように感じているのでしょうか?
それが分かれば遠慮せずに頼めるようになります。
答えは時間帯によって違うということです!
なぜなら私の営業地域でのタクシーの待機料金は1時間で2880円なので、その運転手が1時間で2880円以上売り上げられるかどうかで、待ち時間を苦痛に感じるか喜んで待つか違います。
例えば週末の深夜だと1時間に6000円以上売り上げることも可能なので、1時間待っても2880円の待ち時間はきついです。
逆に日曜日の深夜だとほとんどお客さんがいないので、仕事がないよりましと喜んで待ってくれるでしょう。
しかし長い時間待たされる仕事は前述のように「お年寄りの方がスーパーで買い物」ということが多いです。
ということは大体深夜割増料金の忙しい時間帯ではないので、
基本的にほとんどのタクシードライバー(運転手)は喜んで待ちます!
待つのも仕事のうちなのでお客さんに頼まれたら喜んで待たなければいけないのですが、残念ながら待つ事を面倒くさがって嫌な顔をするサービス業を理解できない態度が悪い運転手がいるのも事実です。
あとドライバー(運転手)によっては後の時間に予約が入っていて、長い時間待たされると困ることもあるので事前に確認していただけると助かります。
待っている間に逃げられることもある
私は長い間タクシードライバー(運転手)をやっているので、何度か料金を払わずに逃げられたことがあります。
ちょっとお金取ってくるから・・・
と言ってマンションに入って行きましたが、いつまで待っても出てきませんでした。
一軒家ではないので、どの部屋か分からないのでどうしようもありませんでした。
他には
ちょっと買い物してくる・・・
と言ってスーパーに行きましたが、これもいつまで待っても帰ってきません。
人の出入りが多いので分かりにくいのと、他にも出口があったので逃げるのに気付きませんでした。
このようにタクシードライバー(運転手)は待っている間、常に乗り逃げされることを警戒しておかなければなりません。
と言っても十年以上前の話で、ドライブレコーダーが付いてからは一度もありません。
カメラに撮られているのに悪いことはできませんよね!
【快適生活】ドライブレコーダー特集まとめ
- 待機料金は普通車で1分40秒ごとに80円(地域による)
- 時速10㎞以下になると待機料金が発生
- タクシーに乗る前に待たせることを伝えておくとトラブルにならない
この記事を読んでタクシーの待機料金の仕組みやドライバー(運転手)の心中などを理解された方は、次回からタクシーを利用しやすくなったと思います。
私を含めほとんどのタクシードライバー(運転手)は待ち時間にも料金が発生するので喜んで待ちます。
どうぞお気軽にお申し付けください。
ただし、ごくまれにですがやる気のないタクシードライバー(運転手)が断ったり不機嫌になることもあるので、気分良く乗るには選んで乗ったほうが確実です。