ワンメーターの距離でタクシーに乗りたいけど嫌がられる?
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。
私のようにやる気のある優良(?)ドライバーは、
ワンメーターでも喜んで乗っていただきます!
しかしワンメーターを嫌がる態度が悪いタクシー運転手が一定数いることも事実です。
この記事では・・・
- なぜタクシー運転手(ドライバー)はワンメーターを嫌がるのか?
- ワンメーターを嫌がるタクシー運転手(ドライバー)を避ける方法
- ワンメーターでも嫌がられなくなる方法
などをメインに徹底解説しています!!
最後まで読んでいただければ、もうワンメーターだからといって嫌な思いをせずに済むようになります!
ワンメーターとは?
ワンメーターとは運転手がメーターを作動させると最初に表示される金額のことです。
これは乗客が支払う最低料金であり、乗車開始から一定の距離または一定の時間までの運賃として設定されます。
注意しておきたいのがワンメーターで進める距離は一定ではなく、割増料金の時間帯や交通渋滞によっては短くなるということです。
さらにはワンメーターの料金や最初にメーターが上がるまでの距離や時間は、タクシー会社や地域によって違います。
ちなみに東京23区などではワンメーターが500円(1096mまで)。
管理人の勤めるタクシー会社は地方の10万都市ですが、ワンメーターが690円(1500mまで)です。
※2023年3月時点
タクシー運転手がワンメーターを嫌がる理由
タクシー運転手(ドライバー)がワンメーターを嫌がるのは、タクシーの給料が歩合制だからです。
分かりやすく説明するために、仮に「歩合率が50パーセントでワンメーターが500円」とすると・・・
ワンメーター ⇒ 250円が運転手の収入
5000 ⇒ 2500円が運転手の収入
10000 ⇒ 5000円が運転手の収入
ということになるので、メーター料金が高い方がいいに決まっています。
とは言え、お客さんの利用距離(時間)はバラバラなので仕方ありませんし選ぶこともできません。
なのに「運悪くワンメーターに当たってしまった」と腹を立てて子供のようにスネる人がいるのです。
では全てのタクシードライバー(運転手)がワンメーターを嫌がっているかといえば、ちょっと違います。
売り上げの多い優良タクシードライバー(運転手)はワンメーターより空車の時間を一番嫌います。
お客さんを乗せていなければ1円にもならないからです。
そしてワンメーター(仮に500円)でも10回走れば5000円という考え方なので、特にワンメーターだからといって落ち込むこともありません。
そもそもワンメーターでいちいち腹を立てていたら、月に100回以上は腹を立てなくてはなりません(笑)。
精神衛生上良くないですし、そんな人はタクシードライバー(運転手)に向いてないです。
ワンメーターを嫌がるタクシー運転手を避ける方法
今まで何も考えずにタクシーに乗っていませんでしたか?
実はタクシードライバー(運転手)は「コツコツタイプ」と「一発タイプ」に分けられます。
読んで字の如く、近距離でも気にせずに回数を重ねて売り上げを伸ばしていくコツコツタイプと、どんなに待ってでも長距離のお客さんを狙う一発タイプです。
一発タイプは長距離のお客さんが出そうな場所で待ちますが、当然ライバルも多く長い行列で待つことになります。
長い時間待ってやっと先頭になりお客さんが乗ってきたのにワンメーターだとショックで機嫌が悪くなるのです。
そうと分かれば長い行列に並んでいるタクシーを避け、コツコツタイプのタクシーに乗ればいいのでやり方をこれから解説していきます!
タクシーを電話やアプリで呼ぶ
一発タイプのタクシードライバー(運転手)は電話による無線配車やアプリの使用を好みません。
なぜなら、近距離の仕事が多いのもありますが
- 呼ばれた場所が分かりにくい
- お客さんがなかなか現れない
- キャンセルされることもある
といったように、お客さんを実際に乗せるまでに苦労することが多いからです。
さらには一発タイプのタクシードライバー(運転手)は面倒臭がりなので、未だにアプリの操作方法を覚えておらずクレジットカードの処理すらできない者もいます。
逆に優良運転手はどんな仕事も選ばないコツコツ型が多いので「タクシーを電話やアプリで呼ぶ」というのは有効な手段です。
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流しのタクシーを拾う
流しのタクシーを拾うのもコツコツ型の優良運転手が多いので有効です。
ベテランになると手を上げなくてもタクシーに乗りたそうにジッと見ているだけでお客さんと気付き、
乗られますか!?
と運転手の方から笑顔で声をかけてくれるので、ワンメーターでも遠慮なく乗ることができます。
体力的に楽な付け待ちと違い、流し営業はずっと運転していないといけないので、やる気のない態度が悪いタクシー運転手はあまり流し営業をしません。
ワンメーターでも嫌がられなくなる方法
急いでいたり荷物があったりして、どうしてもワンメーターでタクシーに乗らなければならないときもあります。
本来お客さんが気を使うことの方がおかしいのですが、どうしても嫌な思いをしたくない方には以下の方法もあります。
先にチップを渡せばワンメーターでも嫌がられない
前述の方法で優良運転手に乗れなかったが、ワンメーターで嫌な思いをしたくない方は金で解決しましょう(笑)。
ワンメーターでも1000円渡して
これでお釣りいらないんで〇〇までお願いします!
ポイントは先に渡して運転手の機嫌を取ることです。
でないと、チッと舌打ちされ
そのくらいの距離歩けよ!
と嫌味を言われ、嫌がらせのような急ブレーキと急ハンドルを使った荒い運転で、目的地に着いてももちろんお礼の言葉などあるはずもなく「バタン」と強めにドアを閉められ、キキーっとホイールスピンさせながらアクセル全開で去っていく(私の被害例)。
という地獄のような展開になる可能性もゼロではありません(笑)。
どうせチップを渡すなら先に渡して機嫌をとっておきましょう。
タクシー運転手(ドライバー)同士で常連客の話もよくしますが
また〇〇さんに当たったよ⤵
とワンメーターの常連客に何度も当たることを愚痴ることもあれば
また△△さんに当たったよ!
ワンメーターでもチップをくれる人だと嬉しそうに自慢することになり周りからも羨ましがられます。
ワンメーターで1000円払うということは管理人は金持ちなのか?と思われるかも知れませんが、
ワンメーターで行ける距離ならもったいないので歩きます(笑)。
ただし荷物が多い時や土砂降りの雨の日などは仕方なくはワンメーターでもタクシーに乗ることがあります。
そんなときに態度が悪い運転手に当たって嫌な思いをしないためにチップを渡すのです。
またこっちが気づいていなくても向こうが同業者だと気付いていることもあります。
そんなときにチップを渡さなかったら
あいつ同業者のくせにチップもくれないんだぜ!
なんて陰口を叩かれること請け合いです(笑)。
雑談で仲良くなればワンメーターでも嫌がられない
たまにワンメーターでタクシーに乗るのなら前述のように、タクシー運転手(ドライバー)にチップを渡して機嫌を取るのもいいでしょう。
しかし月に何度も乗るのであれば、バカにならない金額になるので難しいです。
そこでわたしがワンメーターのお客さんでもよろこんで仕事をするシチュエーションを考えてみると、チップをくれるお客さんと、話が上手なお客さんです。
話が上手なお客さんだと私自身色々な知識が身に付きますし何より道中が楽しいです 。
また「こういう会話をしたらお客さんに気分良く乗ってもらえるのではないか」という接客の勉強にもなるので大歓迎です!
ということはわたしが客として月に何度もワンメーターでタクシーに乗ることになったが毎回チップを渡す余裕はないという状況になった場合は、雑談で盛り上げてまた乗って欲しいと思わせるとワンメーターでも気分よく乗せてくれるということです。
上手いこと仲良くなれたら次回から指名するなり携帯番号を聞いておくなりして逃さないように捕まえておきましょう。
仕事に貪欲なタクシードライバー(運転手)だったら、自分の方から携帯番号を教えたり名刺を渡したりします。
ワンメーターで乗車拒否はできないが例外もある
タクシーは公共交通機関ですので「不特定多数の人々が、所定の運賃を支払えば自由に利用することができる交通機関」でなければなりません。
なので当然ですが、タクシードライバー(運転手)がワンメーターだからといって乗車拒否をすることはできません。
ただし、例外があるのでいくつか参考までに挙げておきます。
トラブルになりやすい乗車拒否できる例
お客さんがルールを知らないなどで納得がいかず、トラブルになりやすい乗車拒否を二つ挙げます。
営業区域外
世間一般に意外と知られていないのですが、タクシーには営業区域があります。
営業区域内でお客さんを乗せて営業区域外で降ろすのもその逆も構わないのですが、営業区域外で乗せて営業区域外で降ろすことはできません。
タクシードライバー(運転手)側も回送の表示を出すなどして注意していますが、気付かないお客さんに「乗車拒否じゃないか!」と勘違いされることがあります。
泥酔者又は不潔な服装をした者等であって、他の旅客の迷惑となる者
泥酔者はもちろんですが、嘔吐に限らず(失禁など)不潔な恰好をしていて車内を著しく汚すおそれがある人は乗車拒否できることになっています。
しかし、どこまでが良くてどこからがダメなのかという基準が無く、完全に運転手の判断になりますので乗車拒否をするとトラブルの元になりやすいです。
私のように気が弱いタクシードライバー(運転手)は乗車拒否する勇気が無いので、断れずに乗車させて車を汚されることが多いです。
そうなると一旦会社に帰って車を掃除しなければなりませんし、最悪嘔吐などで臭いが取れなければ営業終了せざるを得ません。
お客さんも納得の乗車拒否
以下のケースも乗車拒否できますが、お客さんの方もダメなことは分かっているので丁寧にお断りすればあっさりと納得していただけます。
メーター通りの運賃以外を要求
よく料金を値切って乗ろうとする人がいますが、当然ですが乗車拒否できます。
ダメもとで言っているのでしょうが、お断りすると「じゃ、いいです~」と簡単にあきらめてくれます。
高速道路やフェリー等の料金の支払いを強制
渋滞を避けるためや早く着きたいからと高速道路を利用するときの料金はもちろん、フェリーに乗らなければ目的地にたどり着けないといった場合でも、メーター料金とは別に支払っていただきます。
車内に入りきらない荷物がある
車内に入りきらない荷物があるときはもちろんですが、無理矢理詰め込んでも運転に支障が出る場合は乗車させることが出来ません。
自転車を積んで欲しいというお客さんが多いです。
定員オーバーになる
5人が定員のタクシーが多いので乗客は4人までとなりますが、2台に乗るのをケチって「5人だけど乗せてよ」と言ってくる人達もよくいます。
乗車させると定められた乗務時間を越えてしまう
今は法律が厳しくなりタクシードライバー(運転手)も勤務時間が会社に管理されています。
近距離なら乗せることが出来るのに、終業時間までに会社に帰れない長距離のお客さんを乗せることが出来ないのです。
そんな法律無くなって欲しいです。
乗車禁止地区
私のような田舎者には知る由もありませんが、大都会には「乗車禁止地区」なるものがあるらしいです。
ワンメーターのトラブルはあと数年の辛抱か?
ワンメーターでトラブルになるのはタクシードライバー(運転手)が人間だからで、機械は文句を言いません。
早ければ数年後には自動運転タクシーが走っている可能性があります。
そうなるとワンメーターのトラブルはもちろん
などのタクシー関連のかなりのトラブルが解消されるので、もう少しの辛抱です!
しかしお客さんのニーズは多岐にわたるので、おじいちゃん・おばあちゃんの荷物を運んだり酔っ払いの対応などのできる優良ドライバーは生き残ると思われます。
まとめ
ワンメーターでタクシーに乗るときに嫌がられないように私が実践している方法は
- 先にチップを渡して機嫌を取る
- 雑談で機嫌を取る
機嫌を取ってばかりで情けなくなってきましたが(笑)、嫌な思いをしないように自分を守る為です。
長い間タクシードライバー(運転手)としてお客さんの機嫌を取ってきたので職業病でしょうか?
まあサービス業には向いている性格なのかもしれません。