タクシードライバー(運転手)に転職を考えているけど、
歩合制の給料って実際どうなの?
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
他の職業の歩合制ですとノルマが大変だというイメージがありますが、タクシーのノルマ(足切り)は特別に頑張らなくても普通に頑張っていれば達成できるものです。
具体的な数字が知りたいですか?
我が社の例ですが、具体的にはノルマ(足切り)達成で高卒初任給くらいです。
少なっ!
と思われたでしょうが、その分難しくないということです。
実際にわたしは入社してからノルマ(足切り)を気にしたことはありません。
なぜなら普通に頑張って働いていれば余裕でクリアできるので、気にする必要がないからです。
もちろん現役世代で頑張っている人はその倍以上は(余裕で?)稼いでいます。
- 普通に頑張って働けば普通の給料が貰える
- 手を抜けばその分給料が少なくなる
- 人一倍の営業努力と勤務時間で高収入も可能
単純ですが、これがタクシーの歩合制です。
100年以上の歴史がある業界ですから何も特別な職業ではありません。
とは言っても歩合制の給料が未経験の方には不安でしょうから、これからメリット・デメリットを詳しく具体的に解説していこうと思います!
最後まで読んでいただければ歩合制のシステムが理解でき、安心して転職できるようになるでしょう!
グリーンキャブの求人情報 入社祝い金は最大40万円【タクQ】歩合制のメリット
固定給の場合は・・・
こんなに頑張っているのに給料が同じ?
こんな悔しさは常に付きまとうでしょうし、上司に気に入られていなければ結局頑張っても評価されません。
その点歩合制ですと、お客さんを乗せるごとに千円、二千円・・・一万円、二万円と目に見えて売り上げが増えていくので頑張った分は確実に給料になります。
周りの人間にごまをする必要は無く、完全実力主義です!
高収入が可能
資格も学歴もない中高年が高収入を・・・
というのは普通は虫のいい話ですが、全国の中でもひと握りですが年収一千万円以上のタクシードライバー(運転手)もいます。
学歴もなく普通にサラリーマンとして中小企業に就職してしまうと、頑張っても平均年収くらいのものでしょうから夢が持てるのではないでしょうか。
実際にわたしの知っている女性タクシードライバー(運転手)は毎月地元の平均年収の倍稼いでいます。
若い人ほど高給取り
わたしが二十代前半でタクシードライバー(運転手)になりたての頃は、同級生より月給で10万円以上多く稼いでいました。
知識こそ先輩ドライバーに劣りましたが、若いので体力に任せて残業しまくりトップクラスの売り上げをあげていました。
また年配の常連客には若い新人ドライバーということでかわいがられ、指名してもらえることも多かったので必然的に給料は多くなりました。
仕事にやりがいがある
歩合制の仕事もいろいろありますが、特にタクシーの仕事は頑張った結果がその日に出るので非常にやりがいがあります。
普通の仕事だと新人がいきなりベテランのように売り上げるのは難しいですが、タクシーの場合は少し頑張って残業すればそれが可能です。
実力不足や運の悪さで売り上げが上がらない時は、 仕事時間を長くして補えるところがタクシーの仕事の良いところです。
これを我々の業界では「力技(ちからわざ)」と呼びます(笑)。
イベント会場に人が集まる情報などをリサーチしておき、みんなが駅で暇そうにしているのを尻目にひとりでバリバリ稼ぐことは人と差がついて達成感があります。
このように明日はどうやって稼ごうかと自分で計画を立てて働けるので、非常にやりがいがある仕事です。
歩合制のデメリット
今までいいことばかり書いてきましたが、もちろん歩合制にもデメリットがあります。
転職してからでは遅いので先に理解しておきましょう。
月給が安定しない
タクシーの仕事は月ごとの人の動きに影響を受け、特に2月の給料がどうしても少なくなります。
2月は28日までしかないのもありますし、1月の新年会シーズンと3月の歓送迎会シーズンに挟まれ一年を通して最も月収が少なくなる月です。
かと思えば忘年会シーズンの12月には、頑張れば普段の倍以上の月収を稼ぐこともできます!
このように月給が乱高下すると聞くと尻込みしてしまいそうですが、不思議なことに年収になるとほとんど毎年変わりません。
よく売り上げは運次第だというタクシードライバー(運転手)がいますが、確かに一日だけの売り上げで見ると運の要素が大きいです。
しかし月単位、ましてや年単位でみると完全に実力どおりの年収になります。
ただ、最悪の事態が新型コロナウイルスが蔓延した時のような緊急事態宣言です。
人の移動に使われる仕事なのに、移動制限される訳ですからたまったものではありません。
まぁ大変になるのはタクシーだけではありませんし、他のサービス業と比べると解雇されにくいなど有利なこともあります。
年を取っても実力次第
先ほど歩合制のメリットのところで「若くても収入は実力次第」という話をしましたが、逆に何十年勤めていても昇給がないので実力次第です。
もちろん長く勤めれば稼ぐためのノウハウも蓄積していきますが、体力の衰えから若い人のように長時間働くことが難しくなるので固定給のように給料が右肩上がりということはありません。
そして年を取ると夜になって前が見にくくなったり、運動機能の低下から交通事故を起こしやすくなります。
モチベーションの維持が難しい
おそらく新人の頃はやる気に満ち溢れているので、いろいろな稼ぎ方を勉強したり体力に任せて目一杯働くことでそこそこの給料はもらえると思います。
気を付けたいのが、やる気のない同僚タクシードライバー(運転手)に影響を受けてしまうことです。
仕事を続けていると親しくなる同僚も出てくると思いますが、付き合う人は選んだ方がいいです。
なぜならタクシードライバー(運転手)には年金受給者が多くノンビリと働いている人が多いのですが
明日は日曜日だから出勤してもどうせ仕事はないぞ!
働きすぎて体を壊したやつを俺は何人も知っている!
このようにやさしい言葉であまり働かないグループに引き込もうとします。
影響されて手を抜いて仕事をしていると、すぐに1万2万と給料が減っていきます。
恐ろしいのが、後で間違いに気付いて仕事を頑張ろうと思っても、この減った給料がなかなか戻らないのです。
手を抜いて給料を減らすのは簡単ですが、給料を1、2万増やす努力は並大抵のものではありません。
昔はトップクラスの売り上げがあった人が手を抜くことを覚えて落ちぶれてしまったのに、またトップに返り咲いた例をわたしは知りません。
一方で現役でバリバリ稼いでいる人と仲良くすると仕事のやり方を聞いて参考にすることも出来ますし、何より
俺も頑張ろう!
というプラスのエネルギーが湧いてきます!
固定給のメリット・デメリット
タクシー業界で固定給というのは滅多にないと思われますが、我が社では最近入社した新人で試験的に導入されました。
結果は・・・
みんな辞めていきました。
どうやらタクシードライバー(運転手)の仕事に固定給は合わないようです。
理由を解説していきましょう!
固定給のメリット
固定給のメリットは月給が安定していることで、ローンや貯金などの計画が立てやすいことでしょう。
・・・・・
すみません。タクシーの仕事で固定給にするメリットとしてはこれ以上思いつきませんでした(笑)。
歩合制でバリバリ働くドライバー(運転手)は新人でも結構稼いでいるのですが、新人みんなに結構な給料を出すわけにはいきませんからどうしても低い固定給になります。
そりゃやってられなくなるでしょう。
固定給のデメリット
従来通り歩合制で働くタクシードライバー(運転手)は、お客さんの多くなりそうな所を予想して駅に並んだり飲み屋街を流したりして稼ぎます。
それがタクシーの仕事のやりがいであり面白さでもあるのですが、固定給だと売り上げを増やすためにいろいろと考える必要がありません。
しかも駅に並ぼうとすると他のタクシードライバー(運転手)から
お前固定給なんだから俺たちの仕事を取らなくてもいいだろ!
と言われて追い出されてしまいます。
その結果新人さんは人気のない所でポツンと無線配車を待つだけの仕事を続けることになりました。
窓際に追いやられたサラリーマンのようで悲惨でした・・・
その他のデメリットとしては時間が自由になりません。
歩合制ですと勤務時間中でも子育てや介護の為に仕事を抜けてもその時間の売り上げが減るだけなので会社は大目に見ますが、固定給ではタクシーに乗っているだけで給料が発生するのでそれができません。
勤務時間中でも時間が自由になるというタクシーの仕事のメリットが無くなる訳です。
やはりタクシーの仕事に固定給というのは馴染まないのでしょう。
まとめ
歩合制のメリットは
- 高収入が可能
- 若い人ほど高給取り
- 仕事にやりがいがある
歩合制のデメリットは
- 月給が安定しない
- 年を取っても実力次第
- モチベーションの維持が難しい
わたしは他の職業で固定給で働いていましたが、頑張っても給料は同じなので仕事にヤル気がでませんでした。
その点歩合制のタクシードライバー(運転手)の仕事は頑張ったらその日に結果が数字で出ます!
そして明日はどうやって稼ごうかと計画を立てる充実した毎日になりました!
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