タクシー運転手はやめとけ!って言うけどなぜ?
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。
タクシー運転手はやめとけ!
なぜなら「きつい」「低収入」「 接客が大変」だからだ。
他にも「世間体が悪い」や「交通事故のリスク」など、探せばいくらでも出てきますが「きつい」「低収入」「 接客が大変」というのが三本柱でしょう。
そんな理由は他の仕事でもいくらでもありそうですが、なぜとりわけ「タクシー運転手の仕事」が言われるのでしょうか?
ここで問題なのがタクシー運転手の特殊性です!
それはタクシー運転手は半分個人事業主というか、会社員のようで会社員じゃないようで実は会社員だということです(笑)。
同じ会社の同僚それぞれが半分個人事業主で、仲間でもありますがライバルでもあります。
稼げる場所を知っていたとしても他の人に教えればライバルが増えて自分の収入が減るので教えてくれません。
なので自分で会社を立ち上げて個人事業主として働くように、自分の力でお客さんを獲得しなければいつまでたっても収入は増えません。
ということで自分が会社経営者になったくらいのつもりで努力できない人は「きつい」「低収入」「接客が大変」なので
タクシー運転手はやめとけ!
逆に個人事業主のように自分で仕事のやり方を創意工夫できる人にとっては
- やればやるだけ稼げる
- 時間が自由になる
- 人間関係のストレスが少ない
といったタクシーの仕事のメリットが活かせるので向いています。
本文では「タクシー運転手はやめとけ!」と言われる理由からタクシー運転手の仕事が半分個人事業主であることのメリット・デメリットまで分かるように解説してあります!
タクシー運転手はやめとけ!と言われる理由
タクシー運転手はやめとけ!と言われる理由は探せばいくらでもありますが、代表的なものからいくつか挙げていきます。
タクシー運転手は「きつい」からやめとけ!
タクシー運転手の仕事が「きつい」と言われる最大の原因は労働時間の長さでしょう。
確かに一昔前までは寝る時間も惜しんで働く人も多く、少しでも多く稼ごうと月に300時間以上働く人もザラでした。
しかし今では法律が厳しくなったのでそんなことは出来ません。
勤務時間は会社が厳しく管理していますので、少なくとも私が勤務している地域では法律の範囲内で働いています。
とは言え正社員の場合は1日8時間は運転することになるので、車の運転が好きでない人にとっては「きつい」です。
タクシー運転手は「低収入だから」やめとけ!
タクシー運転手の平均年収は約300万円と言われていますので、確かに低収入の部類に入ります。
しかしタクシー運転手は年金受給者が多く(私の会社では半数以上)、月収ひとけたの人が多数います。
この人たちが平均年収を大きく引き下げているので、一概にタクシー運転手が低収入とはいえません。
タクシー運転手の給料は歩合制なので「やる気」があり、「会社選び」を間違えなければ平均年収の倍以上稼ぐことも十分可能です。
逆に自分で創意工夫してお客さんを獲得する努力をせず、漫然と勤務時間を過ごすだけの人には低収入の仕事になるでしょう。
タクシー運転手は「接客が大変だから」やめとけ!
タクシー運転手は老若男女問わず様々なお客さんと接することが求められます。
- 買い物や病院通いの地元の人たち
- 出張でやって来たビジネスマン
- 観光客
- 酔っ払い
それぞれのお客さんに合わせた接客が求められる為、タクシー運転手は常に柔軟な対応が必要となります。
クレームの多くが「遠回りをされて料金が高かった」ということなので、タクシーの仕事の基本中の基本である「最適な経路で目的地までお届けする」ということさえ徹底しておけば、そんなに難しいことではありません。
詳しくは自称会社で一番クレームの少ないわたしが、長年の経験からまとめた接客術をご覧ください。
タクシー運転手は「世間体が悪いから」やめとけ!
タクシー運転手の仕事が世間体が悪いと言われる理由は、一部に態度が悪いタクシー運転手がいるからでしょう。
とてもサービス業に従事しているとは思えず、社会人としてもどうなのかという人がいるのも事実です。
そういう人がいる理由はタクシー運転手になるハードルの低さがあると考えられます。
二種免許が必要ですが、普通免許さえあれば学歴・性別・資格・職歴などはほぼ不問で、年齢さえも60歳位までチャレンジ可能です。
そんなハードルの低さが理由で「誰にでもできる仕事なので世間体が悪い」と思われているのでしょう。
タクシー運転手は「交通事故のリスクが高いから」やめとけ!
タクシー運転手は交通事故のリスクが高い職業の一つとされています。
なぜならタクシー運転手は長時間運転を行い、交通量の多い都市部を走行するため事故の可能性が高くなるからです。
ただ、行動範囲がほとんど一緒なので、経験を積んだタクシー運転手は交通事故の起こりやすい場所や時間帯などは熟知しており、安全運転の意識さえ高ければ一般の人より安全だと思います。
実際に管理人もタクシー運転手になってから四半世紀になりますが、無事故無違反を続けています。
タクシー運転手が事故を起こしやすいのであれば、お客さんも自分の命を預けられませんよね(笑)。
タクシー運転手はやめとけ!という理由は克服できる
タクシー運転手はやめとけ!
なぜなら「きつい」「低収入」「 接客が大変」だからだ。
こんな記事をよく見ますが何の仕事でもはじめは大変で、私もタクシードライバー(運転手)になったばかりの頃はそうでした。
ところが「石の上にも三年」とはよく言ったもので、 タクシーをはじめて三年目くらいから仕事が楽になってきました。
理由は三年くらい営業地域を走り回っていると地理をほぼマスターすることで自分に自信が付き、「接客」も堂々とできるようになってお客さんとのトラブルもほぼ回避することができるようになったからです。
そして稼ぎ方のコツもわかってきて「低収入」から脱出し、忙しい時間帯に全力で稼いで暇な時間帯に体を休めるといった働き方も覚えて「きつい」も克服しました。
このように何の仕事でも三年も続けていれば、慣れて収入も徐々に増えていきます。
タクシー運転手はやめとけ!
なぜなら「きつい」「低収入」「 接客が大変」だからだ。
というのはタクシーに転職したのに続かずにすぐ辞めてしまった人の言い訳です。
タクシー運転手は半個人事業主
タクシー運転手(ドライバー)の仕事は会社に雇われてはいますが、自分の力で仕事を取ってお金を稼がなければなりません。
同僚と協力して仕事をするという事は無く、むしろ仕事を取り合うライバルです。
そういう意味では
タクシー運転手=個人事業主
と考えて、稼ぐのも稼がないのも仕事の環境を作るのは自分自身だという事を理解しておくことが大事です。
そうでないと自分の実力が足りないだけなのに
タクシー運転手は「きつい」「低収入」「 接客が大変」だから辞める!
と、タクシー運転手(ドライバー)という職業や会社が悪いから辞めるという責任転嫁になってしまいます。
俺、脱サラして独立しようと思うんだ!
こんな相談を親しい人からされたらどう答えますか?
独立開業して5年後に生き残っている会社はたったの約15%と言われています。
やめとけ!
とほとんどの人は言うでしょう。
これが「タクシー運転手はやめとけ!」と言われる理由です。
タクシーの仕事は会社から営業方法のアドバイスはありますが、指示ではないので自分でいかにしてお客さんを乗せるかを考えて営業しなければなりません。
「駅で待つ」「流す」といった基本的な営業に加えて、
- 各種イベント
- 天候
- 季節
なども考慮して柔軟に立ち回らなければ人と差は付けられません。
そして給料は歩合制なので個人の力量、会社の営業力、働く地域によってかなり差があります。
自宅に近いからというだけの理由で、田舎の稼げない地域で営業努力もしない会社に転職してしまう人も多いです。
自分が独立して会社を立ち上げるとしたら、そんなお客さんのいないところで始めますか?
稼げる地域を徹底的に調査して、故郷を離れてでも成功しそうな場所で仕事をはじめるのが普通です!
なので転職する際も「タクシー運転手=個人事業主になるんだ!」という感覚でタクシー会社を選ばないとタクシーの仕事は上手くいきません。
あなたにぴったりな職場を紹介!⇒ドライバーズワーク【タクシー】
タクシー運転手=個人事業主という感覚がない奴はやめとけ!
自分で会社を立ち上げて個人事業主になった人は、自分がお客さんに提供出来るものを他のライバルに負けないように磨き上げ、自分の会社を利用してもらうために頭を下げてお金を稼いでいると思います。
ところがタクシーでうまく稼げない人は個人事業主に近い仕事という自覚がありません。
ワンメーターや万札を嫌がるクレームの多い運転手(ドライバー)を誰がまた利用しようと思うでしょうか?
そんな人はタクシー運転手(ドライバー)どころかサービス業に向いてないのですぐにでも辞めた方がいいです。
そういう人が一人いるだけで会社の評判まで悪くなり、一緒に働く同僚も非常に迷惑します。
実際にうちの会社の上司は
あいつを雇ったせいで随分とお客さんが減ってしまった・・・
といつまでも後悔しています。
タクシーが稼げない仕事なのではなくて、あなたが稼げない人です!
と言ってやりたいです。
逆にタクシー運転手=半個人事業主なので仕事を続けられる
今までの話を聞いていると、
やっぱりタクシーの仕事は難しいんじゃないか!
と思われるでしょう。
今までは自分の力で稼げなければ低収入という、半分個人事業主のデメリットばかりを話してきたので仕方ありません。
しかし多くのタクシードライバー(運転手)が仕事を続けられるのは、半分個人事業主のメリットの部分で正社員として会社に雇われているからです。
例えば個人タクシーのような完全な個人事業主ではタクシー車両や燃料代などを全て自分で用意しなければならないので、お客さんが少なければ赤字になることもあり資金力が必要です。
そして赤字が続くようなら生活できません。
その点法人のタクシードライバー(運転手)ならどんなにお客さんが少なくても給料がマイナスになることはありません。
それどころかどんなに腕が悪くてお客さんを捕まえられなくても、無線配車でお客さんを回してくれます。
真面目に働いていれば食いっぱぐれることはないでしょう。
ただし、新型コロナウイルスの流行で緊急事態宣言なんてときはかなり厳しいです。
それでも解雇されるということはほとんどないので、ニュースで見るように失職して住むところも食べる物もなく炊き出しに並ぶという人ほど落ち込むことはありません。
社宅・寮付きのタクシー求人は【タクQ】 無料転職支援サービスまとめ
タクシードライバー(運転手)の仕事はいったん会社を出れば自分の裁量で稼ぐことになるので、個人事業主になったくらいのつもりで働かないと上手くいきません。
サービス業ならタクシーに限らずはじめは「きつい」「低収入」「 接客が大変」です。
なので一年と続かず辞めてしまった人は
続かない人
「きつい」「低収入」「 接客が大変」だからタクシー運転手はやめとけ!
と言うでしょう。
しかし一年から三年続けて乗り越えてしまうとこんな楽な仕事はありません。
特に人間関係のストレスで仕事が続かない人には抜群に向いている仕事です!
あなたにぴったりな職場を紹介!⇒ドライバーズワーク【タクシー】