タクシーで万札を出したら運転手に怒られたんだけど、僕が悪いの?
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
【結論】タクシーはサービス業なので運転手が釣銭を準備しておくのが当然です!
常識的に考えて万札を出してお釣りをもらう事は何も悪くないはずなのに、ネットで検索すると
タクシーに乗って万札で払うのは非常識ですよ!
いや、サービス業だからお釣りを用意しておくのが当然よ!
といった両方の意見があるので迷ってしまいますよね。
この記事には万札トラブルになる理由から解決法まで書いてありますので、読み終わった頃にはもう万札で嫌な思いをする事は無くなるでしょう!
万札を出してトラブルになる理由
スーパーや飲食店で万札トラブルがないのは、店側が十分な釣り銭を用意しているからです。
単純にタクシー会社が釣り銭を用意してくれれば何の問題もないのですが、100人単位のドライバー(運転手)がいれば何百万円もの現金が常に必要といった問題があるのでしょう。
実はタクシードライバー(運転手)が仕事中に売上金をギャンブルで使い込んだり持ち逃げされるからという話も・・・
こんな訳でタクシー会社は釣り銭を用意してくれません。
釣銭はタクシードライバー(運転手)のポケットマネー
釣銭不足からお客さんに万札を出されてトラブルになる訳ですが、会社は釣銭を用意してくれませんので全てドライバー(運転手)のポケットマネーでやり繰りする事になります。
なので準備できる釣り銭の量はドライバーの懐具合によって全く違います。
ちなみに私が二十代前半でタクシードライバー(運転手)になりたての頃は恥ずかしながら釣銭なしで営業していた事もあります。
金遣いの荒かった私は給料日の一週間くらい前になるとお金を使い果たして一文無しになり、万札どころか千円札を出されてもその千円札を持って自動販売機に走り、釣り銭をつくっていました(笑)。
不思議なことに万札は続くもので三回連続という事もよくあります。
そうなるとお客さんを降ろしてはコンビニでコーヒーを買って万札をくずし、次のお客さんを降ろしてはスーパーでガムを買ってまた万札をくずしてイライラしているところに
>>>次のお客さんがワンメーターで万札
こうなると温厚な私でも心の中で
勘弁してよ~(泣)
と叫んでしまいます。もちろんわたしはプロなので顔にも言葉にも出しません。
しかしサービス業という意識が低いドライバーは、不満を顔にも言葉にも出してしまうのでトラブルになります。
気を使ってくださるお客さんが多すぎる
バスではお金をくずして乗るのが常識なので、その影響で同じ公共交通機関であるタクシーでも気を使ってくださるお客さんが多いのでしょう。
わたしは田舎で営業をしているのでお年寄りのお客さんが多いせいか、こちらが申し訳なくなるくらい物凄く気を使ってくださいます。
万札どころか千円札を出して
大きいのですみません。
と言われるお客さんも多いですし、昨日のお客さんなんて
途中でコンビニあったら寄ってくれる?
と言われたので寄って待っていると
万札しかなかったからくずしてきた!
と言って万札をくずすばかりかコーヒーを買って来てくださいました。
こんな風に気を使ってくださるお客さんが多過ぎるのでそれが当たり前になり、逆に「万札を出す客の方が悪い」といった間違った噂が流れるのでしょう。
万札しかない時にトラブルにならない方法
いくらわたしやタクシー会社、たとえ国土交通省が全タクシードライバー(運転手)に
「万札を出されてもサービス業らしい対応をしなさい!」と正論を声を大にして言ったところで
「無い物は仕方ない!」と響かないドライバー(運転手)も多いのが現実です。
お客さんのほうも「万札を出す事が悪くない」と分かっていてもトラブルを避ける為に気を使って先にくずしてから乗ってくださる方が多いです。
それでも「気付けば万札しかなかった」という事もあります。そんな時の対処法を挙げていきます!
乗る前に気付いた時の対処法
確実なのは乗る前に
○○(目的地)まで万札しかないんですけどいいですか?
ドライバー(運転手)としてはこういう風に聞かれると、目的地までの料金を頭の中で計算してお釣りとして千円札が何枚必要か分かるので非常にありがたいです。
並んでいるタクシーならお釣りが無いと分かれば二番目のタクシーに、それもダメなら三番目に乗ればいいのです(笑)。
支払いの時に気付いた時の対処法
目的地に着いてから万札しかない事に気付き、運転手が釣りを持ってない場合は厄介な事になります。
常識で考えれば運転手が何処かで万札をくずして来るはずですが、中にはお客さんの方を悪者にしてメーターを回しっぱなしにする運転手もいます。
こんなトラブルを避けるにはキャッシュレス決済が有効です!
昔と違って今ではタクシーでもクレジットカードやPayPayなどの電子決済が使える車が多いので、いざという時の為に導入しておくと安心です!
特にGOなどのタクシー用のアプリを導入しておくとアプリひとつでタクシーを呼ぶ事から支払いまで完結するので非常に便利です!
タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》釣り銭が無い場合の運転手側の対応
連続して万札が出てしまい釣り銭が無くなったので両替しようと思っていたのに、その前にお客さんが乗ってくるという事もあります。
ドライバー(運転手)側の対応としては
今ちょっと釣り銭を切らしていますので万札が取れないのですがよろしいですか?
と正直に伝えればトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
途中のコンビニで両替するからいいよ!
と言って乗ってくださるかもしれませんし
じゃ他のタクシー探す!
と言って断られるかもしれません。
断られるのが嫌で釣り銭が無い事を伝えていないと、目的地に着いたのに両替する所が無くコンビニまで戻るといった最悪の事態となり
釣り銭が無いなら先に言えよ!
とトラブルになります。気を付けましょう。
まとめ
- サービス業なので運転手が釣り銭を用意しておくのが当然
- しかし釣り銭は運転手のポケットマネーなので十分に確保しづらくトラブルになる
- 乗る前の「たった一言」や「電子決済」で未然に防ぐ事が出来る
本当はお客さんが気を使う必要は無いのですが、嫌な思いをしない為に参考にしてくださいね!