タクシー会社の面接に合格してこれから研修期間に入るので、先に大まかな流れや注意点を聞いておきたい!
いい心掛けですね!備えあれば憂いなしです!
私の会社の場合、面接に合格するとデビューまでに約1ヶ月間の研修期間を過ごす事になります。
午前中は室内での勉強会で、午後はタクシーに乗って指導員と共に実地指導です。
一週間位経つと、いよいよ一人で街に出ていく事になりますが、初心者なので当然満足にお客さんを乗せることは出来ません。
その為にどこの会社でも「固定給の研修期間」があるのですが、その間の過ごし方で歩合給になった時の安定感がかなり変わります!
この記事では、タイトルにもあるように研修期間は失敗するほど良いという理由を、私の失敗談もまじえて解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただいて、私のような失敗をせずに充実した研修期間を過ごして下さい!
タクシーの研修期間の考え方
まず最初に言っておきたい事は、タクシーの仕事は一つの場所ややり方では稼げないという事です。
同じ場所でも曜日や時間帯によってお客さんの数が変わるので、常に少しでも稼げそうな場所を探して仕事をしなければなりません。
その為の選択肢は多いほど良いですが、「朝の時間帯はこの場所」「夕方の時間帯はこの場所」「深夜の時間帯はこの場所」というように一日の中でも色々と場所を変えなければ稼げません。
さらに曜日によっても天気によっても違うでしょう。
このようにどの時間帯にどの場所で仕事をするかというのは無限の組み合わせがあるので、ある程度経験しないと分かりません。
その経験というのは
何時間待ってもお客さんが来なかった・・・
という失敗も含みます。
タクシードライバー(運転手)の給料は歩合制なので、こんな失敗ばかりでは生活できません。
普通の会社なら研修期間といえども失敗しない方がいいに決まっています。
しかしタクシードライバー(運転手)の場合は個人事業主に近いので、売り上げが上がらず給料が少ないのも自分の責任で他人に迷惑をかけません。
なので固定給である研修期間の間に、売り上げ減につながる失敗はできるだけ経験しておいた方がいいです。
ダメな研修期間の過ごし方
私が新人のときに実践した研修期間の過ごし方を紹介します。
先輩から
ドライバー
朝夕の通勤時間帯は駅に並んで数をこなして、夜は長距離のお客さんを狙って飲み屋街に行ってみるといいよ!
とのアドバイスをもらい、その通りにやってみると悪くありません。
先輩たちとそんなに変わらない、初心者にしてはそこそこの売り上げです。
私は満足して「夕方までは駅に並び、夜は飲み屋街で長距離を狙う」といった単純なルーティーンを続け、可もなく不可もない固定給の研修期間を終えました。
研修期間が終わり、いよいよ「やればやるだけ儲かる歩合制」になります!
わたしは研修期間から続けているルーティーンで仕事をしますが、月末が近づくにつれ売り上げが全然足りそうにない事に気付きます。
それもそのはずタクシードライバー(運転手)の平均年齢は65歳で、ほとんどのドライバー(運転手)が年金受給者なのでタクシーの収入はそんなに要らない人なのです。
先輩方と同じような売り上げなので満足していましたが、年金受給者と一緒の給料では生活できません(泣)。
歩合制になってから失敗を経験
研修期間を同じルーティーンで過ごしてしまい他の稼ぎ方を知らない私は、今更ですが色々な場所でお客さんを探すことにしました。
歩合制になってからの失敗だったので非常に痛かったです。
商店街で失敗
駅は通勤時間帯にしか動かないので、商店街につけてみました。
結果、四時間待っても誰も乗ってくれません。
ていうか人通りが少なすぎると思ったら、今日はほとんどの店が定休日。
定休日と特売日では大違いです。事前のリサーチが必要でした。
大渋滞のイベント会場で失敗
別の日に会社から無線で「イベントが終わったのでお客さんがたくさん待ってる」との情報が入ったので向かいますが大渋滞にはまりたどり着くこともできません。
他のタクシーは抜け道を使って何度もお客さんを運び、いい売り上げになったそうです。
主要施設付近の地理は研修期間中に確認しておくべきでした。
飲み屋街で失敗
金曜日の午前1時頃、いつもタクシーがたくさん並んでいる飲み屋街の入り口に、一台もいないので喜んで止めました。
しかし一番忙しいはずの時間帯なのに、お客さんが乗ってくれるまで2時間待ちました。
後で先輩タクシードライバーに聞くと
ドライバー
その場所は居酒屋から出てくるお客さんがメインで、0時位までしか乗ってこないよ!
という事でした。
いろいろな場所の特徴を固定給の研修期間中に学んでおけばよかったです。
失敗したから言える研修期間の過ごし方
上記のような失敗はほんの一例ですが、研修期間に経験していれば歩合給になって給料が減る事はありませんでした。
ではどうすればよかったのかを具体的に説明していきます!
タクシープールでのルール
まず学ぶべきは、タクシープールでの並び方とルールです。
タクシー業界で生きていくつもりなら、一番重要な事かもしれません!
なぜなら運転手同士のトラブルが一番多い所がここです。
順番通りに先頭からお客さんを乗せないといけないのにそれ以外から乗せたり、知らずに割り込んでしまってケンカになったという話もよく聞きます。
病院でお客さんを乗せたのはいいが、他のタクシー会社が契約している病院だったのでクレームが入ったという例もあります。
それがキッカケで周りから睨まれてしまい、意地悪でもされるようになるとそのタクシープールに入れなくなり、稼ぐ場所を一つ失う事になります。
売り上げ度外視で、まずは一通りのタクシープールでの並び方とルールを身につけましょう!
タクシープールごとの特徴を頭に叩き込む
同じタクシープールでも時間帯や曜日、さらには天気によってもお客さんの数が違います。
病院
日曜祝日が休みで、木曜日と土曜日は午前中だけ開いているという所が多いです。
身体が悪くてバスや電車に乗れない人も多く、長距離のお客さんも多いです。
デパート
日曜祝日や土曜日にお客さんが多いです。
広告などをチェックして特売日の情報を知っていると、平日でも狙い目です。
ホテル
出張で来ている人たちが早朝に一気に出勤します。
結婚式があったり各種会合が開かれる事もあり、意外な長距離のお客さんもいます。
イベント施設
イベント終了時刻には一気に需要が増えるので、イベント会場と駅を何往復もして売り上げを伸ばすことができます。
ただし混雑が予想されるので、抜け道はリサーチしておきましょう。
まとめ
トップクラスのタクシードライバー(運転手)は例外なく多くの選択肢を持ち、同じところにとどまりません。
通勤時間帯には駅に並び、イベントが終われば飛んで行き、夜には飲み屋街を走り回っています。
研修期間は稼げることが分かっている場所は後回しで構わないので、いろいろな所に出向いて他のタクシードライバー(運転手)の知らない稼げる場所を見つけたり、お客さんを探さなくてもいいので抜け道を探す事などに使いましょう。
研修期間はどうせ同じ給料です(笑)。
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