タクシーで稼ぐにはコツコツタイプと一発タイプのどっちがいいの?
コツコツタイプ:回数を稼ぐ
一発タイプ:長距離狙い
今回はこんな疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
結論からいうとコツコツタイプの方が稼げます!
タクシードライバー(運転手)になりたての頃は会社や先輩から仕事のやり方を学ぶと思いますが、おそらくコツコツタイプで教わってきたのではないでしょうか?
それはコツコツタイプの方が堅く稼げることを経験上知っているからです。
しかし長距離の仕事に当たって一発大逆転するという魅力に取りつかれ、一発タイプに変わってしまう人も多いです。
そうなるとほとんどの場合コツコツタイプより年収で上回ることはなくなり、最悪の場合「こんな稼げない仕事はやってられない」とタクシーを辞めてしまいます。
そうならない為にこの記事では、コツコツタイプの人の方が稼げる理由から一発タイプになった人が稼げなくなり辞めていく典型例まで解説していこうと思います。
最後まで読んでいただければ、やはり堅実な方が勝つのだということがわかります!
稼ぐならコツコツタイプ
タクシーで稼ぐコツは空車の時間を1分でも1秒でも短くするということに異論がある人はいないと思います。
お客さんを降ろしたら次のお客さんを最速で乗せるにはどうするべきか?を考え、1日の営業回数を1回でも多くしようというのがコツコツタイプの仕事のやり方です。
近距離か長距離かはほとんど考えません。
長距離が出そうな場所というのは確かにありますが、ライバルが多く待ち時間が長いことが多いです。
そして必ず長距離に当たるとは限りませんし、長時間待ってワンメーターということもあるでしょう。
そんな運まかせなことを考えるより、とにかく早く乗せることを最優先にします。
そうすることで人より10回多く走れば
- 最低でも基本料金の10倍
- 客単価が1000円だと1万円
- 運良く長距離に当たればさらに上乗せ
というように人より余分に走った回数×基本料金分は最低でも上乗せされ、運がよければさらに大きな差がつくので
タクシーで稼ぐにはコツコツタイプが王道です!
一発タイプになると戻れない
一発タイプになるきっかけは誰にでもあります。
実際にわたしが経験した例ですが、真っ暗な終電後の駅をたまたま通っていると、タクシーも人通りもないタクシー乗り場でお客さんが待っていました。
行き先は年に1回あるかどうかというスーパーロングの場所でした。
コツコツと丸1日かけても到達できないような金額を、たった一回の走行ではるかに上回ることができたのです。
わたしはその売り上げがまぐれで運が良かっただけということが分かるので、味を占めてそんな人のいない所に待機したりしません。
初めてその土地に来たような人はタクシーがどこで待機しているか知らないでしょうし、電話で呼ぼうにもどのタクシー会社に電話をしたらいいのか分からないと思います。
とりあえず駅に行けば何とかなるのではないかと思ってたどり着くのでしょうが、そんなお客さんにめぐり会うことは滅多にありません。
そのお客さんを乗せたことがまぐれだと気付く人はいいですが、いい思いをした事が忘れられず来る日も来る日も人通りのほとんどない終電後の駅に並ぶ人もいます。
そこで稼げずコツコツやった方がいいことに気づけばいいのですが、運良く(悪く)また長距離のお客さんが乗ってきたりするともう戻れません。
コツコツと近距離の客ばかり乗せるなんて疲れるばかりで馬鹿らしい!
一発長距離狙いでまた逆転だ!
これを繰り返し一か月間の売り上げがひどいことになり、反省してコツコツタイプに戻ろうとしますが時すでに遅しです。
それまでのんびりと一発長距離客狙いの仕事をしていた人が、ワンメーターでも構わないからと次の一回の仕事を全力で取りに行くコツコツスタイルに変えることは難しいです。
結局どう違うのか?
週末の深夜に高級クラブ付近は長距離のお客さんが期待できるのでこういう場所に並ぶ人が一発タイプと思われがちですが、回転も早いのでコツコツタイプの狙い目の場所ともなっています。
違いはどんなに行列が長くてもそこに並ぶのが一発タイプ。
行列が長いとみるや流し営業に変えたり別の行列の少ない待機場所を探すのがコツコツタイプです。
一発タイプが長い時間待ってやっとお客さんを乗せる頃にはコツコツタイプは2~3回走っているので、一発タイプがコツコツタイプを上回るにはコツコツタイプが2~3回分走った売り上げの合計を1回の乗車でさらに上回らなければなりません。
それがかなり難しいことは働いていれば分かると思います。
しかもワンメーターだったら目も当てられません。
こんな経緯でお客さんに八つ当たりする態度の悪い運転手がいるのです。
対してコツコツタイプは料金より回数を上げることが最優先で、売り上げは後からついて来るという考え方なのでワンメーターだからといって気にしません。
もちろんワンメーターが続いて売り上げが少ないときはへこみますが、そのお返しというか運がいい事もありますので割り切っています。
コツコツタイプの運転手はワンメーターに慣れていますのでいちいち機嫌が悪くなったりしません(笑)。
なのでお客さんとして近距離で利用するならコツコツタイプの運転手を選んで乗るといいですね!
まとめ
タクシーで稼ぐ王道はコツコツタイプです!
結果的に収入が上になることは当然ですが、コツコツタイプの方が精神的にもかなり楽です。
一発タイプは長い時間待つのもイライラするでしょうし、やっと順番が回ってきたとしても長距離のお客さんでも予定通り。
もしもワンメーターだったら・・・
その次もワンメーターだったら・・・
そんな長時間待ってイライラしているタクシーには乗りたくないですね(笑)。
とにかく回数を稼いで一人でも多くのお客さんを乗せるためには、会社の無線配車を数多くもらう事も重要です。
タクシー業界に入ってからでないと分からないと思いますが、実はタクシー会社によって無線配車が入る回数がかなり違います。
いまからタクシーの仕事をやってみようという方はもちろん、いまの収入に満足していない現役タクシードライバー(運転手)の方も会社選びは最重要です!
待遇と条件の良いタクシー会社への転職は【タクQ】