携帯キャリアはどこも一長一短で情報も溢れかえっている為、決めかねている人が多いのではないでしょうか?
わたしは実際に「docomo」「au」「softbank」を二年ごとに変えて使ってみました。
結論は・・・
ドコモ一択です!
大都会ならどの携帯キャリアを選んでも大差ないのかもしれませんが、わたしの様に地方の十万都市で働くタクシードライバー(運転手)は結構な電波エリアの差を感じています。
タクシーは常に移動しているので、電波が入らない場所に気付きやすいからです。
この記事では「au」と「softbank」で困ったときの体験談から、地方の電波状況について解説しています。
同じ様な目に遭いたくない方はdocomoが無難です!
タクシーの仕事中に携帯電話が使えなくて困ること
普段は携帯電話が使えることが当たり前と思っていても、タクシーの仕事は電波の届かない場所に行くことがよくあります。
そんな時に限ってトラブルが起きるもので、非常に困ることになります。
ナビが使えない
タクシーにカーナビが付いていなくて、スマホを代わりに使っているタクシードライバー(運転手)は多いです。
お客さんから指示された目的地が分からない時はもちろん、帰り道が分からなくなった時にも無くてはならない物です。
帰り道が分からなくなるのは自分の事ですが、目的地にたどり着けないのでは仕事になりません。
トラブル時に連絡できない
タクシーの仕事は一年中運転しているので、パンクやエンジントラブルなどはつきものです。
また接客業でもあるので乗客とのトラブルもあります。
その場で自分で処理できれば問題ありませんが、そうでなければ会社や警察などに連絡が必要になります。
自分の携帯電話が使えずタクシーの無線もエリア外だと非常に困ることになります。
指名客からの電話が受けれない
タクシードライバー(運転手)の仕事も長く続けていると、長距離の指名客も増えてきます。
docomoだったら長距離の仕事を受けれたのに、他の携帯キャリアだったので電波エリア外なんてことになると悔やまれます。
たまたま電波エリア外にいる時にちょうど電話がかかってくるなんてついてないな。
人生そんなもんです(笑)。
田舎ではdocomoの電波が最強
ひと昔前の一般的な三大キャリアのイメージとしては
- docomo:王様
- au:山につよい
- softbank:低料金
といったところでしょうが2022年現在、月額料金は各社横並びでキャッシュバックも規制され
「正直どこでもいいや!」
という人も多いと思います。さらには他の選択肢として
- 月額料金を下げたい人は格安sim
- 楽天モバイルも出てきた
- Wi-Fiだっていくらでも飛んでる
というように選択肢はいくらでもあります。
・・・というのは大都会の話で、私の住む地方の10万都市でも未だに電波が届かない家があります。
タクシードライバー(運転手)になればその電波が入らない家に行く事があるかもしれず、そのときにスマホのナビが使えないとたどり着けませんし帰り道が分からなくなることもあります。
その時にたまたま何かのトラブル(車の故障など)が重なったら目も当てられません。
街中ではどの携帯会社でもそれほど差はありませんが、山などの田舎に行くほど差が出てきます。
わたしはdocomo、au、softbankを二年間使ってみましたが、田舎に行くほど顕著に
docomo > au > softbank
このような電波エリアの広さになります。
docomo以外で失敗した話
docomoの電波エリアが一番広いであろうことは薄々気付いてはいましたが、auとsoftbankも経験して確信を持ちました。
それにしても今の時代でも携帯の電波が入らない家があるとは、タクシードライバー(運転手)の仕事をしていなければ気付くことはありませんでした。
softbankにしてみた
softbankの携帯ショップで契約しようと、通信エリアについて聞いてみました。
店員
今ではソフトバンクも他社もそんなに変わりませんよ~。
との回答だったので安心してドコモから乗り換えました。
そしてある日私は長距離のお客さんを乗せて山道を走っていました。
途中長い坂道を上っている時ですが、アクセルを踏んでも加速しなくなりそのうち止まってしまいました。
原因はMT車に乗っていたのですが、クラッチがすべってタイヤに動力が伝わらなくなった事です。
こうなると素人ではどうする事もできず、応援を呼ぶしかなくなりました。
祈るような気持ちで携帯電話の電波を確認するも、圏外で連絡手段が断たれました。
私は泣きそうな顔でお客さんの方を向き
申し訳ございません!
と頭を下げました。するとお客さんから
使ってください!
と電波バリバリのdocomoの携帯電話を貸して下さいました。
お陰様で代わりのタクシーを呼ぶ事ができ、お客さんはその車で帰って行きました。
故障した場所までの料金は目的地に到着していないので、契約不成立となり支払い義務はありません。
このエンジントラブルがもしもお客さんが乗っていない帰り道だったら・・・
しかも真冬で暖房が使えなくなっていたら・・・
携帯キャリア選びを間違えると命にかかわります。
店員
今ではソフトバンクも他社もそんなに変わりませんよ~。
と言っていたはずですが、営業トークにやられました。
auにしてみた
auショップに行き、softbankで失敗しているのでやはり通信エリアが気になり聞いてみました。
auは山につよいと評判ですよ~!
との事。私の頭の中を整理すると
ここは腐っても10万都市なので市街地では問題ないだろう。海に強くても海上に出る事はないので、山に強ければ私の行動範囲は網羅されている。
という結論に至りauに乗り換えました!
ある日の深夜2時ごろ、飲み屋街でお客さんを乗せ山あいの集落までお連れしました。
道中は車がやっと一台通れるくらいの細い山道を何キロも進み、途中には沼やお地蔵さんがあるような怖い道でした。
お客さんを降ろしUターンして帰っていると、分かれ道が現れましたが
記憶にございません。
道に迷いました。
タクシードライバーの基本として、初めて行くところで右左折する時にはその場所を脳裏に焼き付けておかないと帰り道で迷う事になる。(角にセブンイレブンのある交差点を左折したなど)
何とかなるだろうとカンで進みましたが、行けども行けども見覚えのある景色が出てきません。
仕方なくスマホを取り出しナビに頼ろうとしましたが、山の中なのにまさかの圏外。
auは山に強いんじゃなかったの?
と文句を言う相手もいないので、地図アプリを開いて何とかしようとするも
「インターネットに接続されていません」の表示。
・・・
わたしは何度も田んぼに落ちそうになりながら、夜が明ける頃に会社にたどり着きました。
auは山につよいと評判ですよ~!
ショップ店員は信じちゃダメ!
人生のいい勉強になりました。
まとめ
タクシーの仕事中に携帯電話が使えなくなると・・・
- ナビが使えなくなる
- トラブル時に連絡できない
- 指名客からの電話が受けれない
などの不都合があり、特にナビが使えないとお客さんを目的地に送り届けることすら出来なくなります。
通信エリアが追い付いたとか山に強い、海に強いといいますが、私の住む十万都市程度の街ではdocomoがダメなら全部ダメ。
故にタクシードライバー(運転手)になるならドコモ一択。
以上。